Ｔシャツ９５０枚はためく　高知県黒潮町でアート展　１１／３まで

2021.10.31 08:40

Ｔシャツ９５０枚はためく　高知県黒潮町でアート展　１１／３まで

高知新聞社

約４００メートルにわたって作品が並ぶＴシャツアート展会場（黒潮町入野）

　潮風にＴシャツはためく―。「第３３回Ｔシャツアート展」が３０日、幡多郡黒潮町の入野海岸で始まった。写真やイラストなどでデザインされたＴシャツ約９５０点が風に揺れ、訪れた家族連れらを楽しませている。１１月３日まで。

　同町のＮＰＯ法人砂浜美術館の主催。例年は５月の大型連休に開かれるが、新型コロナウイルスの影響で昨年同様に秋開催とした。

　会場には県内外や国外からの応募作９０３点と、歴代の砂浜大賞受賞作品などが、約４００メートル並ぶ。この日は潮風でＴシャツがめくれ上がり、見えにくい作品を肩車して鑑賞する親子や、１枚ずつ手で押さえながら応募作品を探すカップル、ひらひらする瞬間を撮影しようとレンズを向ける写真愛好家らでにぎわった。

　家族４人で初めて訪れた堅田友子さん（３２）＝高知市＝は「こんなに楽しめる場所とは知らなかった。次は応募してみたい」と笑顔で話していた。入野海岸では３１日に「砂浜ウェディング」、１１月３日にはビーサン飛ばし大会なども催される予定。（河本真澄）

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