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2021.10.19 13:00

【2021衆院選 高知】1区・武内則男候補(立民・前①)の第一声

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 まっとうな政治取り戻す
 2015年9月19日に安保関連法案が強行採決されました。多くの皆さんがこの法律はおかしいと訴え、市民団体や各党の皆さんが丸6年間、毎月19日に行動し、安保法制を廃止して平和な国をつくりたいという思いで活動されてきました。

 野党4党、市民団体の皆さん、多くの市民の皆さんが政策合意して本日を迎えることができました。この戦いを通じて、私が何を国民、県民に訴え、この国を変えていかなければならないのか。私は大きな責任を背負っていると思っています。

 平和なくして、経済も国民の生活もありません。多くの先人はあの敗戦を経験し、他国で戦争する国を子どもに残しちゃならんという強い思いで憲法が制定され、9条の下に平和な日本をつくってくれました。だから76年間、平和に暮らすことができたんです。

 その平和を安保関連法が壊した。野党と市民が共同し、何としても政権を取って関連法の違憲部分を廃止し、先人の思いを子どもたちの未来に引き継いで平和な日本をつなごうではありませんか。

 安倍・菅政権は、権力は憲法により制約されるという立憲主義を壊し、暴走しました。暴走により森友問題、加計問題、桜を見る会の問題があった。カジノ関連法を強行採決する裏で、副大臣が賄賂を受け取る。農林水産大臣室で鶏卵業者から賄賂を受け取る。広島では政党助成金で100人を超す地方議員に対する買収事件を起こす。

 本当に腐り切っている。こうした腐敗政治からまっとうな政治に変えていきましょう。ちゃんとまっとうな政治に、まっとうな国に、まっとうな社会を取り戻していく戦いです。

 新型コロナウイルス感染症では、多くの命が奪われ、追い詰められました。しかし今の対応は小粒で、後手後手。無為無策と言わざるを得ません。こうした時に政治はどっしりと大きく構えて、国民に安心を与える、これが本来政治がやらなければならないことです。

 今の政府に国民の窮状が見えているか。見えていて、無為無策を続けてきたのなら無責任の極み。国民の命をないがしろにする政治を変えなければなりません。

 いつでも誰でも公費でPCR検査を受けられる環境をつくり、徹底的にコロナを抑え込む。私たちは今年、30兆円を超すコロナ対策予算案を国会に提出しました。関連法案も今国会だけで15本、この2年間で31本出しました。コロナによって10万人が解雇や雇い止めにされている。ここを改善しないと暮らしは守れません。

 しかし、与党自民党は私たちの関連法案と補正予算案を一顧だにせず、予算委員会で否決し、本会議で否決しました。私は(政府の当初予算案の)反対討論に立った時、国民や事業者の顔が浮かび、怒りの一方で涙が出てきた。渾身(こんしん)の討論をさせていただいたが、自民党の若手議員らはヤジを飛ばしてくる。

 私たちは野党であっても、皆さんから負託された責任を果たす役割と任務を背負っています。自分たちだけ良ければいい、そして自分たちがやりたいことだけをやるような政治が続いていいんでしょうか。駄目です。

 結びに。与党自民党が30年間進めてきた、行き過ぎた新自由主義により、地方は切り捨てられてきました。高知の経済を支えてきたのは、農業や漁業、林業といった1次産業と公経済です。私は25年間、高知市役所で公共事業の発注にも携わりました。1次産業と公経済の予算を大胆に地方に移し、中小や小規模の民間企業の皆さんと一緒に再生を図っていく戦いでもあります。

 この12日間の戦い、ちょっと付いたぜい肉は落としながら、しかし、票はしっかりと上積みながら、31日を迎えたいと思います。皆さん、お一人一人の力をお貸しください。

高知のニュース 2021衆院選 高知

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