2021.09.30 18:24
リニアの立て坑、川崎で完成 深さ94メートル、開業後非常口に
リニア中央新幹線の工事拠点となる立て坑「東百合丘非常口」の地上部分=8月、川崎市麻生区(JR東海提供)
JR東海は30日、リニア中央新幹線の工事拠点となる立て坑「東百合丘非常口」(川崎市麻生区)が完成したと発表した。リニアは都市部では地表から40メートル以上の「大深度地下」を走る。立て坑はトンネル掘削用のシールドマシンを下ろすためのもので、開業後は非常口となる。
JR東海によると、東百合丘非常口は穴の直径が約32メートル、深さが約94メートル。2017年2月に工事を始め、先月13日に出来上がった。立て坑は東京、神奈川、愛知に計13本建設予定で、4番目に完成した。来年1月ごろ、シールドマシンの搬入を開始する予定。