2021.07.16 08:37
土佐湾沖に赤い稲妻 夜空切り裂く雷を撮影 高知市
停泊する船の上空で赤い雷が光った(15日午前1時ごろ、高知市浦戸の花海道から東を望む。長時間露光で撮影)
高知県内は10日から上空の寒気や湿った空気の影響で、大気が非常に不安定な状態が続いている。気象庁のレーダーによると14日夜も、同市の南約100キロの太平洋上や室戸岬の東の海上に発達した雨雲があり、強い雨と落雷が観測されていた。
雷鳴は高知市の花海道までは届かなかったものの、東の沖合の雲が不気味に光り続け、時折、光の筋が縦に横にと走った。
雷は、積乱雲などが持つ発電作用で起き、電圧は1億~10億ボルトとも。高知地方気象台は「数時間も光り続けていたのは相当、大気が不安定ということ。陸上でも起こりえる」。16日も引き続き、落雷や竜巻などの激しい突風に注意が必要としている。(森本敦士)