2021.04.06 08:55
米軍機飛行、四国で急増 年間目撃は高知2倍、愛媛3倍 従来ルート外れ県境往来か
四国上空を飛ぶ米軍機の目撃情報が近年、急増している。高知県では2020年の年間飛行回数が倍増。愛媛県では同年度の目撃件数が3倍近くに増えた。四国の山中を横切る在日米軍の低空飛行訓練ルート「オレンジルート」を外れ、両県が接する四国西部での目撃例が多く集まっている。
高知県は、市町村や地域住民の報告を基に、高知県上空で目撃された米軍機とみられる機体の飛行回数を2014年分から公表。2018年までは年間13~62回で推移していた。
ところが、2019年は計116回に増え、10月以降が4分の3を占めた。2020年は252回と2倍以上になった。今年も1~3月で既に79回の目撃例があり、昨年同時期の53回を上回るハイペースだ。…