2020.08.21 08:35
【地震新聞】応急仮設「動く家」に注目 コンテナ型ユニット
全国で豪雨被害が発生し、災害で自宅を失った人が生活する応急仮設住宅の重要性が高まる中、海上輸送コンテナと同じ大きさの「ムービングハウス」が注目されている。工場で製作した箱形の木造住宅をトレーラーで現地に運ぶ「動く家」は、南海トラフ地震でも活用が期待され、高知県は8月、都道府県で初めて「日本ムービングハウス協会」と協定を締結。「応急仮設の新たな選択肢」とする考えだ。
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災害救助法に基づく応急仮設住宅は、プレハブや木造住宅を建てる「建設型」と、民間賃貸住宅を借りてみなし仮設住宅とする「借り上げ型」の二つが中心。建設型は整備して入居するまで時間がかかり、借り上げ型は賃貸住宅が少ない地域で確保が難しいことが課題となっている。