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漁の詩 高知の漁業最前線
「漁」と書いて「すなどり」と読む。魚や貝をとる人、すなわち漁師のこと。万葉集にも出てくる古語だ。漁業は古代から高知県基幹産業の一つだが、魚価下落や燃料高騰、後継者不足に悩まされ続けている。
65記事
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漁の詩 高知の漁業最前線
「漁」と書いて「すなどり」と読む。魚や貝をとる人、すなわち漁師のこと。万葉集にも出てくる古語だ。漁業は古代から高知県基幹産業の一つだが、魚価下落や燃料高騰、後継者不足に悩まされ続けている。
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Vol.1
漁の詩 高知の漁業最前線(1) 第1部 節香る町(1)
メジカを釣り上げると同時に針を外す秋田さん。水しぶきが飛び散る(土佐清水市沖)銀色の閃光 次々と 「漁」と書いて「すなどり」と読む。魚や貝をとる人、すなわち漁師のこと。万葉集にも出てくる古語だ。土佐も...
Vol.2
漁の詩 高知の漁業最前線(2) 第1部(2)「ケん取れだいた!」
メジカが海面から姿を現した。小刻みに震えながら船に飛び込んでくる(足摺岬沖) 午前四時、土佐清水市下ノ加江。ブォン、ゴゴゴゴゴ…。そこかしこで響き始めたエンジン音が、漁港の目覚めを告げる。 同市内のメ...
Vol.3
漁の詩 高知の漁業最前線(3) 第1部(3)1日850キロ、10万円なり
帰港後、メジカの詰まったコンテナの荷揚げ作業をする秋田さん。3歳の息子、海ちゃんも見守る(土佐清水市の下ノ加江漁港) 港の明かりが近づいてきた。秋田浩市さん(29)操る「3号浩漁丸」が足摺岬を左に見な...
Vol.4
漁の詩 高知の漁業最前線(4) 第1部(4)海原覆う黒い魚影
夕暮れ、メジカの水揚げで活気づく(土佐清水市の下ノ加江漁港) 潮の香りに包まれた土佐清水市下ノ加江。狭い通りの一角にある岡本徳一さん宅を訪ねた。 七十三歳。メジカ漁を知り尽くした現役漁師だが、たくまし...
Vol.5
漁の詩 高知の漁業最前線(5) 第1部(5)釣りに懸ける心意気
一匹一匹釣り上げるメジカ引き縄漁には、土佐清水の漁師のこだわりがある(足摺岬沖) 昭和四十年五月。土佐清水市の清水漁港は異様な雰囲気に包まれていた。岸壁に殺気立った漁師たちが群がっている。目の前に二〇...
Vol.6
漁の詩 高知の漁業最前線(6) 第1部(6)漂う森と海のにおい
節納屋からたなびく煙。節作りの営みが連綿と続いている証しだ(土佐清水市松尾) 一日に何度か、はっと気付く瞬間がある。一体、何なのだろう。この港町を包み込む、かすかなにおいは。炭焼きと潮の香を凝縮して混...
Vol.7
漁の詩 高知の漁業最前線(7) 第1部(7)全国一を誇った鰹節
文政5年に作られた「諸国鰹節番付表」。清水を筆頭に土佐の浦々が上位に名を連ねる(日本鰹節協会所蔵、複製) 「諸国鰹(かつお)節番付表」なるものがある。江戸後期の文政五(一八二二)年、市場関係者が各地の...
Vol.8
漁の詩 高知の漁業最前線(8) 第1部(8)活路開いた窮余の策
地元の女性たちがゆで上がったメジカを2つに割り、手早く頭と中骨を取り除く(土佐清水市市場町の播磨屋商店) 清水栄町や気楽なところ 三味や太鼓で夜を明かす 土佐の清水は鰹(かつお)の港 岸に千艘(そう)...
Vol.9
漁の詩 高知の漁業最前線(9) 第1部(9)太鼓まんで魚釣る!?
まきを燃やす熱と煙で、上の階にあるゆでたメジカが徐々に硬い節となる(土佐清水市中浜の新谷商店) 高知県土佐清水市本町。同市漁協にほど近い漁師町の一角に、小さな喫茶店「プラム」がある。年配の常連客の大半...
Vol.10
漁の詩 高知の漁業最前線(10) 第1部(終)ぴかっとあめ色の節
天日干しされた宗田節がずらり。地元の女性たちが選別しながら箱詰めする(土佐清水市加久見入沢町) 日だまりに敷き詰めた宗田節から、ほんわか独特の香りが立ち上る。女性八人が一つ一つ選別しながら、箱詰めする...
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1ヶ月
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