子育ち支縁 第1部(10) 「仲間と一緒」大切に

自分の夢を書いた葉。周りには仲間の夢。互いの思いを知ることができる（高知市一宮西町３丁目の一宮教室）　教室のドアを開けると、縦１・５㍍ほどの模造紙に描かれた大木が目に飛び込んでくる。緑の葉一枚一枚をよ...

子育ち支縁 第1部(11) 放課後の学習習慣を

「ここ分からんがやけど」「それはね…」。積極的に質問が飛ぶ（高知市鴨部の西部教室）　高知市内10カ所で開かれている高知チャレンジ塾。2012年度、こう訴えた中学3年の男子生徒がいた。　「俺、2年の時か...

子育ち支縁 第1部(12-終) 無料塾が「好きです」

2014年度のスタート時に生徒たちが植えたプランター。水をやる。雨の強い時は屋根の下へ。支えると花は大きく咲く（高知市一宮西町3丁目の一宮教室）　5月のある夜。高知チャレンジ塾の一つ高知市鴨部の西部教...

子育ち支縁 第2部(1) 中傷受けた小中高生2500人

高知市内のある中学校。携帯電話、スマートフォンは原則、持ち込み禁止。許可を受け持ってきた場合は、学校側がこうしてあずかっている第2部　スマホ生活　困難を抱えた子らとどうつながり、支えていくかを考える連...

子育ち支縁 第2部(2) LINEの言葉も過激に

ラインの画面。吹き出しのようなコメントに加え、右下のような「スタンプ」でも思いが伝えられるが…　「来月あたりみんなで集まろ」　一昨年、高知市の高校3年の女子生徒がスマートフォンで友人たちにメッセージを...

子育ち支縁 第2部(3) 抵抗感なく画像アップ

タブレット端末を使い、公園の風景を写真に収める小学生。撮影と通信機能を併せ持つ機器があふれる時代、「いつでもどこでも撮ってアップ」が日常化している（高知市内）　中学校や高校の教員たちを悩ます携帯電話、...

子育ち支縁 第2部(4) 匿名ゆえに入れた世界

インターネット上の画像を見ながら、美術の宿題に取り組む中学生。こういった便利さの裏に…（高知市内）　午前8時半、学校に着くと真っすぐトイレへ。個室に閉じこもって携帯電話でメッセージを打ち始める。授業に...

子育ち支縁 第2部(5) プロフィルに校名学年

フォローした人の投稿が読めるツイッターの画面。投稿にコメントを返すなど、いろんな人とつながれるサービスだが…　有料ゲームサイトに匿名で登録。「もう一人の自分」になり、不特定多数の年上とやりとりすること...

子育ち支縁 第2部(6) SNSの会話が癒やし

院長が厚労省研究班のメンバーだった久里浜医療センター＝神奈川県横須賀市＝のホームページ。ネット依存度が分かるテストがある　「朝7時に起きるつもりで目覚ましセットするんですけど、全然起きれんくて。そりゃ...

子育ち支縁 第2部(7) あえぐ心の「見える化」

友人同士でスマートフォンのアプリについて話す女子中学生たち。この年代の子にとって興味の尽きない「新しい道具」だ（高知市内）　授業をエスケープし、校舎の裏や保健室で自転車を乗り回す―。SNS（ソーシャル...