2025.11.03 08:35
サーファーが「医療従事者」なのには理由が! 生見海岸でホスピタルカップ 高知県東洋町

波乗りの技を競う選手(東洋町の生見サーフィンビーチ)
全国医療従事者サーフィン大会実行委員会の主催。医師の平均年齢が全国で最も高く、都市部への偏在で医療従事者の不足が深刻な徳島県などは昨年、出勤前にサーフィンができる環境整備を打ち出した。牟岐町の内妻海岸に近い県立海部病院を「サーフ・ホスピタル」として、医師らの誘致活動を進めており、大会はその取り組みの一環。
選手は性別やボードの長さ別に9クラスに分かれ、43人が競技に参加。試合に出たことのない選手のための「スーパービギナー」クラスも設けた。
この日の波は、大きすぎず、小さすぎず「初心者にも乗りやすい」(主催者)コンディション。1・5メートルを超える波の上で選手が技を繰り出すと、浜辺から大きな声援が送られた。
徳島県内の病院で診療放射線技師として働く竹内芳城さん(44)は「大会趣旨に賛同して初めて参加した。同業の大阪の友人も来てくれて盛り上がったし、楽しくサーフィンできた」と笑顔で話していた。(人見彩織)




















