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2024.05.12 08:35

アニキの居城に集え!長宗我部フェス、火縄銃実演などに歓声 南国市の岡豊城跡

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地元園児と県立歴史民俗資料館のマスコットキャラクター「若武者もとちか君」のダンスも披露された(写真はいずれも南国市の県立歴史民俗資料館)

地元園児と県立歴史民俗資料館のマスコットキャラクター「若武者もとちか君」のダンスも披露された(写真はいずれも南国市の県立歴史民俗資料館)

 長宗我部氏の居城、岡豊城跡に立つ県立歴史民俗資料館(南国市岡豊町八幡)で11日、「第15回長宗我部フェス」が開かれ、親子連れらが武者の仮装や火縄銃の実演、ガイドツアーなど多彩なイベントを楽しんだ。

 同館などでつくる実行委員会の主催。段ボールで作った甲冑(かっちゅう)を身に着けた子どもたちが「みんなで楽しむぞ。エイエイオー!」と〝ときの声〟を発して幕開けした。

長宗我部フェスでごう音を響かせた鉄砲隊の演武

長宗我部フェスでごう音を響かせた鉄砲隊の演武

 土佐長宗我部鉄砲隊の火縄銃実演では、武者装束のメンバー4人が一斉射撃や交代で続けざまに発砲する「つるべ撃ち」を披露。「ズドンッ!」というごう音と立ちこめる白煙に歓声と悲鳴、拍手が湧き起こった。

 当日の募集で鉄砲隊の指揮を務めた後免野田小学校5年の中村遥斗君(10)は「ものすごく大きな音で体が震えた」と驚いていた。また、元親が豊後(大分県)の大友宗麟に加勢した戸次川(へつぎがわ)合戦ゆかりの豊後大友宗麟鉄砲隊も火縄銃を響かせた。

 ご当地ヒーロー「ごめん戦隊ゴメンジャー」によるショーやボランティアによる岡豊城跡のガイドツアーも来場者を楽しませた。

 12日は高知市長浜の若宮八幡宮で「第10回長宗我部まつり」を開催。鉄砲隊の実演やよさこい鳴子踊り、和太鼓や津軽三味線の演奏が行われる。(佐藤邦昭)

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