ゴールデンウイーク　高知県内にぎわう

2024.05.08 05:00

ゴールデンウイーク　高知県内にぎわう

高知新聞社

　澄み切った太平洋と空をバックにパシャリ（土佐清水市足摺岬）

ゴールデンウイークが５月(がつ)６日(にち)で終(お)わりました。高知(こうち)県内(けんない)は好天(こうてん)にも恵(めぐ)まれ、観光(かんこう)施設(しせつ)や行楽(こうらく)スポットは家族(かぞく)連(づ)れや観光客(かんこうきゃく)で大(おお)にぎわい。食(しょく)や自然(しぜん)を楽(たの)しみ、リフレッシュする人々(ひとびと)を追(お)いました。

　旅(たび)のだいごみといえば「食(しょく)」。５月(がつ)３日(にち)、高知(こうち)市(し)のひろめ市場(いちば)には営業(えいぎょう)開始(かいし)前(まえ)から行列(ぎょうれつ)が１００メートル以上(いじょう)延(の)びました。相席(あいせき)の県内(けんない)外(がい)のお客(きゃく)さんが、酒(さけ)と会話(かいわ)を交(か)わす高知(こうち)らしい姿(すがた)も。

　東京(とうきょう)から妻(つま)と訪(おとず)れた土橋(どばし)敬次(けいじ)さん（４９）は、念願(ねんがん)だったカツオのたたきと刺(さ)し身(み)の舟(ふな)盛(も)りをほお張(ば)って、「カツオのうまみ爆発(ばくはつ)。飲食(いんしょく)店(てん)で２５年(ねん)以上(いじょう)働(はたら)いてるけど、東京(とうきょう)でこのレベルなら値段(ねだん)は倍(ばい)じゃきかない。リピ、確定(かくてい)！」と目(め)を輝(かがや)かせました。

　行楽(こうらく)日和(びより)となった５月(がつ)４日(にち)は青空(あおぞら)の下(もと)、屋外(おくがい)スポットに人(ひと)が押(お)し寄(よ)せました。

　高知(こうち)市(し)の高知(こうち)県立(けんりつ)牧野(まきの)植物園(しょくぶつえん)は、朝(あさ)ドラ「らんまん」の放送(ほうそう)が終(お)わっても人気(にんき)。開園(かいえん)前(まえ)に１００人(にん)以上(いじょう)が列(れつ)をなし、開園(かいえん)３０分(ぷん)で駐車場(ちゅうしゃじょう)は埋(う)まりました。松山(まつやま)市(し)の親子(おやこ)は「ドラマで見(み)たスエコザサの前(まえ)で泣(な)きました」と、あふれる「らんまん」愛(あい)を語(かた)りました。

　外国(がいこく)人(じん)客(きゃく)もあちこちに。土佐清水(とさしみず)市(し)の足摺(あしずり)岬(みさき)で、「ながめ、最高(さいこう)」と声(こえ)を上(あ)げたのは大阪(おおさか)市(し)在住(ざいじゅう)の私立(しりつ)小(しょう)教諭(きょうゆ)、ジミー・キャンベルさん（２９）＝米国(べいこく)出身(しゅっしん)。

　「３０歳(さい)までに母国(ぼこく)へ帰(かえ)るつもり。それまでに日本(にほん)一周(いっしゅう)したいんだ」。高知(こうち)は２７県(けん)目(め)だそうです。

　５月(がつ)５日夕(にちゆう)。高知(こうち)自動車(じどうしゃ)道(どう)・上(のぼ)り線(せん)の南国(なんごく)サービスエリアは、帰路(きろ)に就(つ)く観光客(かんこうきゃく)で混(こ)み始(はじ)めました。駐車(ちゅうしゃ)スペースは尾張(おわり)、三重(みえ)、大阪(おおさか)、鳥取(とっとり)…と県外(けんがい)ナンバー車(しゃ)がずらり。

　最終日(さいしゅうび)の５月(がつ)６日(にち)はあいにくの雨(あめ)。それでも、全国(ぜんこく)屈指(くっし)のサーフィンスポット、東洋(とうよう)町(ちょう)の生見(いくみ)海岸(かいがん)では午前(ごぜん)７時(じ)ごろには、サーファー約(やく)５０人(にん)が波乗(なみの)りを楽(たの)しんでいました。

　神戸(こうべ)市(し)の会社員(かいしゃいん)、中島(なかじま)健二(けんじ)さん（３３）は４連休(れんきゅう)、友人(ゆうじん)４人(にん)とサーフィンざんまい。この日(ひ)は波(なみ)が１メートル以上(いじょう)あり、「いい波(なみ)に乗(の)れて、連休(れんきゅう)の締(し)めに最高(さいこう)。明日(あした)からの仕事(しごと)も頑張(がんば)れます」と話(はな)していました。

特集読もっか読もっかニュース