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2024.04.25 16:22

【東京ウオッチ】最も旬なスポットで、親子で知的好奇心満たせるGW―麻布台ヒルズに東京初進出の京都の書店 いまのTokyoをつかむイベント情報(27日~5月5日)

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 東京初進出となる「大垣書店 麻布台ヒルズ店」=東京・麻布台(撮影 鈴木文人)(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント


 【27日(土)】


 ▽「大垣書店 麻布台ヒルズ店」(港区・麻布台ヒルズ タワープラザ4階、通年営業)


 日本一の超高層ビルを中心とした複合施設「麻布台ヒルズ」の開業から5カ月。飲食など約150店、オフィスやホテル、学校が入る施設内は連日にぎやかだ。その中で、京都から東京に初進出した「大垣書店」が注目を浴びている。


 六本木や虎ノ門のヒルズにはない書店。ミュージアムのような麻布台ヒルズの雰囲気に溶け込み、平日は観光客やビジネスマン、休日には家族連れが集まる場となっている。約990平方メートルの広い店舗。芸術書が目を引く。約10万冊におよぶ人文書、児童書、コミック、ビジネス書など品ぞろえは豊か。


 店の奥にはギャラリー、イベントを開けるフリースペースも。喫茶文化が根付く京都らしいカフェバーも併設し、サイホン式コーヒーをはじめフードやドリンクを提供。近隣住民が本を片手にカフェ担当者との会話を弾ませているという。“地域と共にある”をテーマとする同店のコンセプトが表現された空間だ。


 赤井良隆店長は「親子連れがこれほど集まると思わなかった。児童書の人気が高く、参考書を探す親御さんも。このヒルズは肩の力を抜いて訪れることができる。街の普通の本屋を機能させたかったわれわれとの相性が良い」と話す。遊び楽しみ、知的好奇心を満たすゴールデンウイークを家族と共に過ごせるだろう。



 ○そのほかのお薦めイベント


 【27日(土)】


 ▽「GINZA de EnNiChi」(~6日、中央区・銀座三越)


 楽しさあふれた「屋台フード」が銀座に登場。素材にこだわった“映えたこ焼き”から限定スイーツ、バー、お菓子作りの体験イベントまでがずらりと並ぶ、縁日のようなイベントだ。


 注目は「築地 銀だこ」と「銀座三越」のデパ地下フードがコラボレーションした特別なたこ焼き。トリュフのエキス入りから本格キムチ味まで、期間限定商品4種が味わえる。連休気分を盛り上げるバーカウンターも。瓶ラムネや貴重なビール・ウイスキーを提供、大人も子どもも楽しめる。ご縁を大切にする日本ならではの文化「縁日」を家族で満喫したい。


 ▽「午前0時のプリンセス展 ~Power of Love~」(~6日、渋谷パルコ GALLERY X BY PARCO)


 LGBTQなど性的少数者の権利向上のための当事者らによる「東京レインボープライド2024」パレードが4月下旬、渋谷周辺で行われた。その公式YOUTH PRIDEアンバサダーも務めた動画クリエーターユニット「午前0時のプリンセス」の初展覧会が、渋谷で行われている。


 ハーフの立場で多彩なトークを展開するmomohahaさん、ジェンダーレスクリエーターの聖秋流さん、劇やモノマネが得意なレズビアンの大内さん、プロダンサーやプラスサイズモデルとして活動するジェシカさん。時代を象徴する個性を持つ4人のメンバーは元々は人気TikToker。現在はテレビなどでも活躍する。それぞれの歩みが分かるパネルを展示、TikTokやYouTube映像も上映。気負わずに自身の背景や性的指向を紹介している。


 聖秋流さんは「(LGBTQを巡る)自分の意見は自分のもの。強要はしたくない」、momohahaさんは「ハーフだから見える世界があることを知ってもらいたい」、ジェシカさんは「太った体形も個性。誰でもおしゃれもダンスも楽しめる」と語る。大内さんは「レインボーパレードに参加しなくても自分自身でいられる社会になってほしいが、まだ必要な活動。他者と違うのは普通なのだと多くの人が気が付く時がくればいい」と話した。人生を謳歌する4人が軽やかに伝える多様性に触れてみたい。


 ▽「イバラードの世界 井上直久絵画展」(~1日、豊島区・東武百貨店 池袋本店「美術画廊」)


 スタジオジブリの長編アニメーション映画「耳をすませば」の背景画を手がけたことで知られる画家・井上直久さんの個展が、池袋で開催されている。


 井上さんの世界観を堪能できる新作原画や版画を一挙に展示し販売も行っている。心の中にある風景を「イバラード」と名付け絵画や漫画作品の舞台として描き出し、これまで多くの画集や絵本を刊行。スタジオジブリとの交流も、アニメ映画監督の宮崎駿さんが井上さんの絵本「イバラード物語」を愛読していたことから始まった。作品舞台の架空の国や地名は幻想的な印象を漂わせる。


 企画担当の田村千春さんは「開催期間中を通して作家が1枚の絵を完成させていく過程が、会場で見られる。この貴重な機会にぜひ触れてほしい」と話した。


 ▽「ToKyoふしぎ祭(サイ)エンス2024」(10時、参加無料、江東区・日本科学未来館、シンボルプロムナード公園)


 小・中学生たちの科学技術に関する理解と関心を深める参加・体験型のイベントが、江東区で行われる。


 科学に関する展示を紹介するほか、「実験教室」「工作教室」のワークショップも充実。科学に興味がなかった子どもたちでも身近に感じられるコンテンツが満載だ。

(c)KYODONEWS

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