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2024.04.18 05:00

高知城を地震から守る! 県が耐震化計画づくりへ

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耐震化に向けた本格調査が始まる高知城

耐震化に向けた本格調査が始まる高知城

 南海(なんかい)トラフ地震(じしん)(そな)え、ゆれによって高知(こうち)(じょう)がこわれたり、たおれたりしないように補強(ほきょう)する耐震(たいしん)()が、いよいよ本格(ほんかく)(てき)(おこな)われます。高知(こうち)(けん)は2024年度(ねんど)から2(ねん)かけて、建物(たてもの)(いた)具合(ぐあい)調(しら)べ、耐震(たいしん)()基本(きほん)計画(けいかく)(さだ)めます。

 4(がつ)14(にち)発生(はっせい)から8(ねん)となる熊本(くまもと)地震(じしん)では熊本(くまもと)(じょう)がこわれ、この数年(すうねん)最大(さいだい)文化財(ぶんかざい)被害(ひがい)となりました。この経験(けいけん)から(まな)び、6年前(ねんまえ)から高知(こうち)(じょう)(いし)がきの変形(へんけい)具合(ぐあい)をまとめた「カルテ」(づく)りも(すす)んでいます。おまちのシンボルである高知(こうち)(じょう)(まも)()()みがさらに(すす)むことになります。

 (いま)高知(こうち)(じょう)は、江戸(えど)時代(じだい)の1727(ねん)()きた享保(きょうほう)大火(たいか)(あと)に、(ふたた)()てなおされました。太平洋(たいへいよう)戦争(せんそう)や1946(ねん)昭和(しょうわ)南海(なんかい)地震(じしん)()て、(おお)がかりな修理(しゅうり)がなされたものの、天守(てんしゅ)御殿(ごてん)(いま)(かい)(とく)(かん))などの本丸(ほんまる)は、ほぼ江戸(えど)時代(じだい)姿(すがた)(のこ)国内(こくない)でただ(ひと)つの(しろ)とされています。(くに)重要(じゅうよう)文化財(ぶんかざい)で、1年間(ねんかん)に27(まん)(にん)(おとず)れる観光地(かんこうち)でもあります。

 南海(なんかい)トラフ地震(じしん)では、高知(こうち)(じょう)のあたりの最大(さいだい)震度(しんど)は6(きょう)想定(そうてい)されています。文化財(ぶんかざい)耐震(たいしん)()は、一般(いっぱん)住宅(じゅうたく)とはやり(かた)がちがっていて、歴史(れきし)(てき)価値(かち)(そこ)なわないよう注意深(ちゅういぶか)(おこな)われます。素材(そざい)(とく)ちょうなどを見極(みきわ)めながら、補強(ほきょう)するための器具(きぐ)金具(かなぐ)(そと)から()えにくい場所(ばしょ)()け、(もと)姿(すがた)確認(かくにん)できるように(はず)せる工夫(くふう)必要(ひつよう)です。

 高知(こうち)(けん)歴史(れきし)文化財(ぶんかざい)()は「できる(かぎ)り、()てた当時(とうじ)構造(こうぞう)技術(ぎじゅつ)(のこ)す。5センチメートルの(はしら)があれば、5センチメートルのまま、どう補強(ほきょう)するかが勝負(しょうぶ)」と(はな)しています。

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