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2024.04.13 08:26

2024年3月の紙面から―先月の「カギカッコ」

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 言葉に宿っているものがある。毎月1回、いくつかのカギカッコを振り返る。日付は掲載日。

「時代の流れやし、仕方ない」
--[[以降省略]]--729696

屋台「松(まっ)ちゃん」の店長、正木直之さん(59)=高知市のグリーンロードで長年営む店を移転することになって。中心街の道路を無許可で利用する屋台は長らく違法状態が黙認されてきたが、一部住民の苦情をきっかけに市が3月末までの廃業、移転を要請。おまちの風物詩はほぼ消えた(30日)

「髪の毛って自分のもの。周りに強制されるものじゃない」
春野中野球部の福田世凜主将(14)=野球部員の丸刈りについてきっぱり。県内中学で5年前に約7割だった丸刈り率は3割ほどに減少しており、部員確保へ丸刈りの強制をやめた学校も。一方で「(丸刈りは)プレーに集中でき、洗うのも乾かすのも楽」との声もあった(7日)


「リーダーは男性のイメージも強く、女性は補助の役割で配属されがちだった。でも機会さえ与えれば絶対にできる」
建機メーカー技研製作所の前田みか専務(57)=女性管理職の育成を目的に2018年から同社で取り組んでいる部門横断型の女性チームについて強調。チームはSDGs(持続可能な開発目標)推進や健康経営などの課題の解決に取り組んでおり、23年の女性管理職比率は7.2%と、17年比で2.7倍に増えた(8日)

「数え切れない命が初子さんに救われた。それをどうか忘れないで」
宿毛市沖の島の女性=保健師として島民の暮らしを支えた故荒木初子さん(1917~98年)の活躍ぶりを伝えてきた「荒木初子記念館」が、3月末で閉館することを受けて。ほかにも「島民に平等に愛情を注ぐ、まさに健康の女神でした」などと荒木さんに感謝し、閉館を惜しむ声が相次いだ(22日)

「もう少し時間があってじっくり説明できる機会があればベストだった」
浜田省司知事=政府が防衛力強化のため整備する「特定利用港湾」の候補になっている高知港(新港含む)、須崎港、宿毛湾港の指定に港湾管理者として合意すると表明して。県内の平和団体などは「拙速な判断」と反発しているが、知事は国の方針に理解を示し、今後は「いろんな機会を通じて説明したい」とした(23日)

「直接行って話を聞いて怒りがこみ上げてきた」
70年前に米国が太平洋のマーシャル諸島・ビキニ環礁で行った水爆実験で被ばくした元漁船員の遺族、下本節子さん(73)=マーシャル諸島で1日に開かれた追悼式典に参加して。初めて現地を訪れた下本さんは、水爆実験で強制移住を余儀なくされた島の住民と交流。「もっと核の被害を学び、もっと熱を持って訴えていきたい」と力を込めた(31日)

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