関電、空飛ぶクルマの充電器公開　万博会場への設置向け試作

2024.04.10 17:20

関電、空飛ぶクルマの充電器公開　万博会場への設置向け試作

高知新聞社

　関西電力などが試作した「空飛ぶクルマ」の充電器＝１０日、大阪市

　関西電力は１０日、２０２５年大阪・関西万博会場への設置に向け試作した「空飛ぶクルマ」の充電器を大阪市で報道陣に初めて公開した。電気自動車（ＥＶ）のようにプラグを接続し、ケーブルを通じて電気を送る仕組み。ＥＶ用よりも高い電圧で、大量の電気を安全に送るという。今後はスカイドライブ（愛知県豊田市）と共同で、実際の機体で実証を進める。

　空飛ぶクルマの充電器は高さ約２メートル、幅約１メートルの箱形で、充電器や変圧器などを手がけるダイヘンと連携した。スカイドライブの機体仕様は航続距離が約１５キロ、最大巡航速度は時速１００キロ。この機体を３０分～１時間程度でフル充電できるよう設計した。

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