2024.03.22 08:42
児童5000人巣立つ 高知県内小学校で卒業式
卒業式の退場、担任教諭に迎えられ笑顔の6年生(高知市潮新町2丁目の潮江東小=佐藤邦昭撮影)
高知市の潮江東小では34人が卒業した。ほとんどの男子はスーツ姿、女子は袴(はかま)姿で体育館に入場。舞台を背に、保護者や在校生と向き合った。
卒業証書授与では、担任の示野友章教諭に1人ずつ名前を呼ばれ、児童が「はいっ」と大きな声で返事。「将来はフライトドクターになりたい」「中学校では苦しいこともあると思うけど、逃げずにチャレンジしたい」「落ち込んでいるとき励ましてくれた。みんなありがとう」。将来の夢や友達への感謝を力強く語り、竹崎有紀子校長から証書を受け取った。
竹崎校長はあいさつで「自立」「人を大切にすること」の重要性を語り「自分の足でたくましく人生を歩む、頼もしく思いやりあふれる大人に成長して」とはなむけの言葉を贈った。
いきものがかりの「YELL」(エール)が流れる中、退場する教え子に示野教諭が一人一人に花を渡しながら、「頑張れよ」「おめでとう」と声掛け。卒業生は涙を流して、先生と抱き合ったり、握手したりして旅立った。(加治屋隆文)