2024.03.18 09:00
芸西村・琴ケ浜に一棟貸しリゾート「琴ケ浜の渚」 7月オープン 「素晴らしい自然を発信したい」―EINEE高知
芸西村に7月、一棟貸しの宿泊施設がオープン。太平洋の眺望を楽しめます
■吉野川の眺望が楽しめる「大豊の森」
「琴ケ浜の渚」の建設を進めているのは、高知市の実業家、高木俊さん。「人と道株式会社」の代表取締役で、食パン専門店などを営んでいます。
高木さんは学生時代から、ウィンドサーフィンなどで自然に触れてきました。社会人になり、先輩に誘われたアウトドアで、高知の自然に「どっぷりはまりました」。
キャンプやアクティビティーを多くの人に体験してほしいと思う一方で、「本当に楽しんでもらうためには経験や装備など、さまざまなハードルがあることに気づかされた」と語ります。
大豊町にオープンさせた体験型の宿「大豊の森」。自然やアクテビティーを軽装備で気軽に満喫できます(提供写真)
2022年5月、大豊町和田に一棟貸しの宿泊施設「大豊の森」をオープン。自動車修理工場を改修し、吉野川の眺望とたき火やバーベキューを気軽に楽しめる体験型の宿にしました。
「県内外だけでなく、外国の方からの予約も入るようになった」と高木さん。「キャンプやグランピングのような生活面でのストレスが少なく、気軽に楽しめた」と評価され、次の候補地を探しました。
■川の次は海!太平洋だけを望める「理想の場所」を
高木さんが考えた候補地は、海。「高知と言えば太平洋。海だけが見えるリゾートを」と、県内を巡りました。
宿泊施設からの眺め。「絵画のような絶景を楽しんでほしい」と高木さん(提供写真)
そんな時、融資の相談をしていた金融機関から紹介されたのが、芸西村でした。琴ケ浜を訪れた高木さんは、美しい砂浜と心を洗われるような穏やかな波音に一目ぼれ。その日に即決し、リゾート施設建設のプロジェクトが始動しました。
■非日常を味わえる空間を一緒につくりたい
施設は全室から太平洋が望め、全ての窓を開放できる設計。非日常のロケーションに、料理ができるリビングダイニングなどが設けられます。
高木さんのお薦めはプールと浴室です。海だけでなく、夕焼けや星空も自然に入り込んだように味わえるとのこと。
「琴ケ浜の渚」の完成イメージ図。リゾート感あふれる設計です
今回、クラウドファンディングを行うのは「素晴らしい自然のある芸西村を発信するコミュニティーを、応援してくださる皆さんと一緒に築いていきたい」という思いから。「宿ができる過程も含めて知ってもらい、意見もいただきながらより良い宿にしていきたい」と考えています。
目標額は100万円。資金は浴室やリビングテーブル、調理器具などに活用される予定です。高木さんは 「高知の中心部に近い場所で、豊かな自然とリゾートという非日常を味わえる空間です。ぜひ一緒につくっていきましょう」と呼び掛けています。(森本裕文)
「琴ケ浜の渚」への支援はクラウドファンディング「EINEE(えいねぇ)高知」で5月10日まで募っています。詳しくはこちらから