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2024.03.15 08:32

力作ぞろい! 第52回県オールドパワー文化展開幕

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力作が並ぶ「第52回県オールドパワー文化展」(高知市の県立美術館=森本敦士撮影)

力作が並ぶ「第52回県オールドパワー文化展」(高知市の県立美術館=森本敦士撮影)

 第52回県オールドパワー文化展が14日、高知市高須の県立美術館で始まった。60歳以上(今年4月時点)を対象にした公募展。山野や町の情景を緻密に描き込んだ絵画、力強い線の書など、シニア世代の活力あふれる力作が会場を彩っている。

 洋画、日本画、書道、写真、工芸、彫刻の各部門に計390点が出品され、119点が入賞。会場には全出品作品と審査員の作品を合わせた397点が並ぶ。

 最高齢は洋画部門の井上明敏さん(100)=土佐清水市。2番目に高齢の河村若子さん(99)=南国市=はこの日、車いすで来場。高齢者施設の仲間と書道部門に出品し、「この頃は日記を付けることもなくなったから、筆を持って書くのが楽しみ」とにっこり。味のある字で「おぼろ月」とつづった自分の作品を見て「飾られるとちょっと恥ずかしいね」とはにかんだ。

 洋画部門に水彩画を出品した浜脇美加子さん(75)=須崎市=は定年退職後、高岡高校定時制の聴講生となり、洋画の基礎を習ったのがきっかけだといい、「作品づくりが生きがい」とほほ笑んだ。

 県と県社会福祉協議会、高知新聞社などの主催。会期は19日まで。入場無料。(楠瀬慶太)

 ねんりんピック 推薦候補決まる

 出品作から選ばれる「ねんりんピックはばたけ鳥取2024」の推薦候補作品が決まった。作者は次の皆さん。
 洋画=戸田龍三、森下志郎▽日本画=新居延子、吉村節子▽書道=川村瑞代、秋沢恵峰▽写真=小島典子、森田等▽工芸=岡林秀豊、西岡健一▽彫刻=岡崎都子、西村顕

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