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2024.03.14 08:34

「夢に向かって歩く」高知県内公立中で卒業式 4535人が巣立ち

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前を向いて、涙を流して、会場を後にする生徒たち(高知市の介良中学校=河本真澄撮影)

前を向いて、涙を流して、会場を後にする生徒たち(高知市の介良中学校=河本真澄撮影)

 高知県内の多くの公立中学校で13日、卒業式が行われた。今春の卒業予定者は4535人。3年生はたくさんの思い出を胸に、泣いたり、笑ったり。教員や保護者に感謝を伝えて、学びやを後にした。

 介良中学校(高知市介良乙)では89人が一人ずつ名前を呼ばれ、 壇上で卒業証書を受け取った。山田洋士校長は「先行き不安な世界だが、挑戦する気持ちが輝かしい未来につながる」と式辞を述べた。

 卒業生代表の中島寛太さん(15)は「コロナ禍で制限の多い3年間だったが、この1年はマスクを外して笑い合えた」「思春期で反抗しても、先生方は最後まで暖かく向き合ってくれた。見守ってくれた保護者も本当にありがとう」と語り、「夢に向かって力強い意思を持って歩いていきたい」と締めた。

 卒業生は♪「気付けばいつも誰かに支えられ ここまで歩いた」と、GReeeeN(グリーン)の「遥か」を熱唱して涙。さらに在校生と「旅立ちの日に」を合唱して、また涙。出口で居並ぶ教員に「おめでとう」「頑張れよ」と背中をたたかれて、抱きついたり、照れくさそうにグータッチしたりしていた。

 3組の教室では担任らに「1年の頃は反抗ばかりしてたけど、成長してくれた」「みんなが好き。スマホで撮った思い出の写真を消せない」と伝えられ、涙をぬぐった生徒たち。黒板の前に並び、男子の「愛してるぜ3組」の掛け声で記念写真を撮影。4月に向けて、新しい一歩を踏み出した。(加藤風花)

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