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2024.03.05 08:30

応援団のような存在 県ビーチバレー連盟エグゼクティブアドバイザー・里見哲夫さん(57)高知市―私と高知新聞

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「マイナー競技だった時代から新聞が応援してくれた」と話す里見哲夫さん(高知市丸ノ内1丁目の総合あんしんセンター)

「マイナー競技だった時代から新聞が応援してくれた」と話す里見哲夫さん(高知市丸ノ内1丁目の総合あんしんセンター)

 「全日本選手権で優勝した教え子を取り上げてくれて」

「これは妻がアジア大会決勝で笛を吹いた時。記事は、高知のビーチバレーの歩みそのものですね」

 高知市役所に勤めながらコーチや連盟役員として競技に携わり約30年。元選手で、2004年に日本人女性初の国際審判となった妻の真理子さん(57)とともに、選手の育成や競技力強化に取り組む。

 1992年、真理子さんが第4回県選手権で優勝。「記録が1行載るだけでもありがたかった」と振り返るほど認知度が低かった時代だったが、「記者さんが現場に来てくれてね。写真付きで紹介してくれてうれしかった」。

 真理子さんが成年女子県代表に選ばれた97年の大阪国体後には、本紙「やいろ鳥」コーナーに夫妻で登場。紙上での露出が増えるにつれて家族や周囲の理解が進んだことも、競技普及の大きな推進力になった。

 指導した小松奈津子選手(香美市出身)が頂点に立った2000、02年の全日本女子選手権、国内大会を主戦場にする松村美由紀選手(高知市出身)の活躍、妻が日本人ではただ一人審判を務めた東京五輪―。節目節目にはいつも、高知新聞に記事が出た。「記者さんも一緒に戦ってくれていて。応援団のような存在です」と話す。

 よく目を通すのはやはりスポーツ面。特に海外で活躍する選手たちのチェックは欠かさない。生涯スポーツやレクリエーションも網羅した水曜スポーツ面もお気に入りの一つで、「知ってるおばあちゃんたちの名前を見つけると、元気をもらえますよ」。

 ニュースの速報性は大事だが、「試合の解説や深掘り、問題提起などはやはり新聞じゃないとね」とも。「もっと選手の生の声を出してもらえるよう、頑張っていきます」とほほ笑んだ。(横田宰成)

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