興津小「ぼうさい甲子園」大賞　防災と健康づくりを両立させたマップ作成が評価　閉校前に快挙　高知県四万十町

2024.02.24 08:40

興津小「ぼうさい甲子園」大賞　防災と健康づくりを両立させたマップ作成が評価　閉校前に快挙　高知県四万十町

高知新聞社

「ぼうさい甲子園」大賞受賞を喜ぶ興津小学校の５、６年生（四万十町興津の同校）

　次世代の防災の担い手を表彰する「１・１７防災未来賞『ぼうさい甲子園』」の小学生部門で、四万十町の興津小学校が最優秀の「ぼうさい大賞」に輝いた。地域の高齢化を踏まえ、防災と健康づくりを両立させたマップ作成が高く評価された。大賞は２００８年度以来２度目で、来月の閉校を前にしての快挙となった。

　ぼうさい甲子園は、阪神大震災の教訓を継承しようと兵庫県などが主催。２３年度の小学生の部には８校から応募があった。

子どもたちが作成したパワフルウオーキングマップ

　興津小は５、６年生１０人が「地域ぐるみのパワフル防災マップ作成活動」に取り組んだ。Ａ３サイズのマップに、津波避難タワーなど地域の防災拠点を明記した上で、高齢者向けの八つの散策コースを設定した。お年寄りらが地図を手に災害時の対応を考え、さらに歩くことで健康になってもらい、非常時の素早い避難につなげる狙いだ。…

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