2024年 05月04日(土)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

2024.02.11 08:37

紡いだ歴史、あちこちに 明治から昭和の建築、庭、路地… 「他にないもの見つけられる」―ちいきのおと(159)東古市町(須崎市)

SHARE

夕刻の商店街。吉村旅館にも明かりがともり、柱時計がぽーんと響く(写真はいずれも須崎市東古市町)

夕刻の商店街。吉村旅館にも明かりがともり、柱時計がぽーんと響く(写真はいずれも須崎市東古市町)


 石灰や木材の海運など、山と海の産業が交わる拠点として栄えた須崎市の旧市街地の一角、東古市町。往時に比べて幾分、静かになった商店街。でも、店先や路地裏、中庭、屋根裏に目をやると、人々が紡いだ歴史のかけらが潜んでいる。明治から昭和の面影が残るまちを、思い出を聞きながら歩いてみた。

カナザワ薬局の店先は、古道具の小さな博物館のよう

カナザワ薬局の店先は、古道具の小さな博物館のよう

 平日の昼間。古市通りに面したカナザワ薬局の店先に、でんと貫禄ある看板が座る。特約店のしるしで、昔の屋号「金沢天賜堂」とある。4代目だった金沢弥三平さん(故人)の妻、豊子さん(79)は「テレビがない時代の宣伝役やったんでしょう」。ほかにも時代劇で登場しそうな薬箱や天秤(てんびん)、薬袋が並ぶ。

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

高知のニュース 須崎市 街ダネ 歴史 ちいきのおと

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月