2024.02.11 08:37
紡いだ歴史、あちこちに 明治から昭和の建築、庭、路地… 「他にないもの見つけられる」―ちいきのおと(159)東古市町(須崎市)
夕刻の商店街。吉村旅館にも明かりがともり、柱時計がぽーんと響く(写真はいずれも須崎市東古市町)
石灰や木材の海運など、山と海の産業が交わる拠点として栄えた須崎市の旧市街地の一角、東古市町。往時に比べて幾分、静かになった商店街。でも、店先や路地裏、中庭、屋根裏に目をやると、人々が紡いだ歴史のかけらが潜んでいる。明治から昭和の面影が残るまちを、思い出を聞きながら歩いてみた。
カナザワ薬局の店先は、古道具の小さな博物館のよう
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