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2024.02.01 08:25

「希望持って」「応援続ける」 高知から石川の被災地へ LINEメッセージ続々

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 「なるほど! こうち取材班」(なるこ取材班)は無料通信アプリ「LINE(ライン)」などを通じて能登半島地震の被災地に送るメッセージを募り、石川県の地元紙・北國新聞社に送りました。復旧が手つかずの地域もある中、復興の長期化を心配し、被災者を気遣う県民・読者の声を本紙でも紹介します。

 「ニュースに涙が止まりませんでした。私が暮らした地域は震度5強。どんなに怖かったでしょう」

 高知市の会社員、宮本清美さん(60)は石川県能美市出身。「一日も早く不明の方が見つかりますように。忍耐強い県民性ですが、今はがまんしないでください。つらい、助けて、○○が足りないと声を上げてください」とし、「ささやかでも永く応援します。懐かしい方言を話す人たちが笑顔になれるまで、一緒に頑張りましょう」とふるさとへの思いを寄せた。

 金沢市出身の妻が帰省中に被災したと書いたのは高知市の男性会社員(40)。妻は避難所で一夜を過ごしたが、幸いにも翌日には断水も直り、家に戻ることができたそうで、「今も避難所で過ごされている方々を思うと胸が苦しくなります。遠く離れた場所ではありますが、被災者・被災地を思いながら、今できることをしていこうと思います」とつづった。

 東日本大震災の被災者からもメッセージが届いた。

 宮城県気仙沼市の会社員、伊藤和臣さん(50)は、津波で自宅が流され、4年間、岩手県一関市の仮設住宅で暮らした経験を紹介。「皆さんが受けた絶望感、虚無感は痛いほど分かります。この先、復旧から復興という長い年月は楽しいことより、もどかしいことが多くあるかもしれません。でも、皆さんを支えてくれる方々は日本だけじゃなく、世界各国にもいます。先の不安からつらく苦しい気持ちになりそうなときは、相談してみてください」と記した。

 このほか、「朝ドラ『らんまん』のヒロイン、浜辺美波さんが石川県出身と知り、身近に感じていた。温かい春は必ず来るので希望を持って前を向いて」とのエールや、「本当に人ごとだと思えない。わずかばかりだが義援金を送りました」「南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくないと危機感が募り、備えを日々意識するようになった」などの声も寄せられた。(大野泰士)

高知のニュース なるほど!こうち取材班 防災・災害

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