2024.01.31 08:45
10年で倍増 高知県内のコミュニティーバス―明日の足 高知の公共交通を考える 【第3便】行政が埋める空白(1)
コミュニティーバスに乗り込む住民ら。民営バスに代わり自治体が導入する事例が増えている(津野町姫野々)
「家の前まで乗れる。ほんとにありがたいこと」
冬にしては暖かい1月下旬の正午過ぎ。津野町葉山地域の中心にあるスーパーのバス待合室で、70代女性が朗らかに話す。
待っているのは、コミュニティーバス(コミバス)「つのバス」。町が2017年10月に導入した。
きっかけは、その2年前だった。東津野地域の…