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2024.01.18 16:03

【東京ウオッチ】全ての人に最高の味と空間を―虎ノ門ヒルズにビブグルマン獲得の名店進出 いまのTokyoをつかむイベント情報(20日~28日)

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 ビブグルマン獲得店「Lien」で提供される料理(提供写真)

 ◎今週の一推しイベント


 【20日(土)】


 ▽「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー レストランフロア」(港区、通年営業)


 虎ノ門エリア最大級のレストランフロアが、虎ノ門ヒルズにオープンした。


 地下2階から地上7階までの商業空間に、幅広いバリエーションの約70店舗が連なる。注目は、星は付いていないが良質な食事ができる店にミシュランが与えるビブグルマンの獲得店も進出の4階エリアだ。


 池尻大橋(世田谷区)の隠れ家フレンチ「Lien」は7年連続7回受賞した名店。「多様な人が集まる港区でコスパの良いフレンチを味わってもらうのが狙い」とシェフの塚本アキラさん。「店の内装、料理の質は高いが価格は低い。フランス料理を身近なものに感じてもらう機会を提供できれば」と話す。上原浩一シェフと作る美観も備えた料理を、地方からのお客さんに堪能してもらいたいという。


 もう一つのビブグルマン獲得店は「falo+ (ピュウファロ)」。料理長の江口拓哉さんは「料理人が作る姿を見ながら、素材の良さを味わってほしい。都市性の高い虎ノ門という場所で、さまざまな地域から来るお客さんにほっとしてもらえるお店を目指している」と話した。



 ○そのほかのお薦めイベント


 【20日(土)】


 ▽「資生堂パーラー 2024年バレンタインコレクション『Shiseido Parlour’s Love Story』」(なくなり次第販売終了、百貨店を中心とする全国の資生堂パーラー店舗、公式オンラインショップで販売)


 銀座8丁目が舞台の恋物語をテーマにしたバレンタインのチョコレートが、百貨店を中心に全国の資生堂パーラー店舗などで販売されている。


 心ときめく待ち合わせ場所までの道のり、ティータイムのおしゃべりなど恋の場面をパッケージに表現したチョコレートを展開。商品「キャレショコラ」の箱には、資生堂パーラー銀座本店ビルをバックに、待ち合わせ場所へ向かう女性の姿が描かれている。「バトンショコラ」も注目。3種類のスイーツの味わいを包み込んだショコラで恋心を表現した。


 バレンタインデーには、パッケージアートと味の両方を誰かと共に楽しみたい。


 ▽「展覧会 和田誠 映画の仕事」(~3月24日、中央区・国立映画アーカイブ展示室)


 日本を代表するグラフィックデザイナー、イラストレーターの和田誠さんの映画の仕事にフォーカスした企画展が、京橋で開催されている。


 監督修業の経験なしに「麻雀放浪記」「快盗ルビイ」などの長編娯楽映画を監督。米映画のフィルムやポスターのコレクションにも情熱を注いでいた。


 本展では和田さんが手がけた映画ポスターや装丁を担当した映画書の数々を紹介。監督作品に関わる資料も展示している。


 ▽「梅田哲也展 wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」(~28日、渋谷区・ワタリウム美術館、事前予約制)


 美術家・梅田哲也さんによるパフォーマンス公演のようなツアー型の展覧会が、神宮前で開催されている。1公演6人までの参加が可能。


 船で夜の水路を巡る「入船(ニューふね)」(2015年~)など、さまざまな場所でツアー形式の作品を発表してきた。今回の会場であるワタリウム美術館では初の試み。約50分間のツアーは、梅田さんや美術館関係者、役者が鑑賞者を誘導し、建物や展示室などに刻まれた歴史の痕跡を案内。単に作品を鑑賞するという受動的な行為を超えた体験となる。


 梅田さんは「舞台公演のように、鑑賞者が演者と場を共有しながらつくりあげる作品」と説明。現代アートを難解に感じている人にも参加してほしいと話す。「どんな場所にも誰もが身近に感じるような人間の生活や日常がある。他の美術館に行った時も、空間や建物などの別の視点からアートを楽しめるようになれば」


 ▽「PARAVENTI:KEIICHI TANAAMI―パラヴェンティ:田名網敬一」(~29日、港区・プラダ 青山店、入場無料)


 日本を代表するポップアート作家、田名網敬一さんによる展覧会が、南青山で開催されている。


 米国のポップアートや、浮世絵などの日本の挿絵への関心を基に、絵画、彫刻、映像、コラージュやグラフィック小説など多岐にわたる作品を発表してきた。


 テーマは「屏風」。19世紀以前、屏風は主に「保護する、遮る」ために設置されていた。本展では、デジタルの映像技術が浸透した今の時代におけるその在り方に着目、「見せる」「隠す」という両義性を表現した作品を展示している。


 屏風のように展開するビデオインスタレーション「赤い陰影」、屏風状のコラージュ作品「記憶は嘘をつく」などを紹介。現代社会の中で、映像を投影するスクリーンとしての屏風の可能性や役割を、歴史を振り返りながら探る機会となりそうだ。

(c)KYODONEWS

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