現職の無投票４選濃厚　須崎市長選告示まで１週間

2024.01.14 08:15

現職の無投票４選濃厚　須崎市長選告示まで１週間

高知新聞社

楠瀬耕作氏

　任期満了に伴う須崎市長選は、２１日の告示（２８日投開票）まで１週間に迫った。これまでに立候補の意向を表明しているのは、無所属の現職で４期目を目指す楠瀬耕作氏（６３）＝原町２丁目＝のみ。他に出馬の動きは見られず、２０１６年、２０年に続き３回連続無投票となる可能性が濃厚だ。

　昨年１２月末時点の人口は１万９８２９人で、４年前から１６７３人減少し、２万人を割った。南海トラフ地震による津波浸水被害を懸念する子育て世代などの流出対策が大きな課題だ。財政状況は改善しつつあるが、図書館等複合施設など大型施設整備が進行中で予断を許さない。

　楠瀬氏は昨年９月に出馬を表明した。３期１２年の実績として、ふるさと納税効果による財政再建や官民連携での交流人口拡大などを強調。４期目では「持続可能な市政」を掲げ、高台の宅地開発、事前復興計画の必要性を訴える。「時間がかかる事業を続けながら、脱炭素、少子化対策にも力を入れる」としている。

　立候補は２１日午前８時半～午後５時、市役所で受け付ける。昨年１２月１日時点の選挙人名簿登録者数は１万７０１８人（男性８２２４人、女性８７９４人）。（蒲原明佳）

この記事の続きをご覧になるには登録もしくはログインが必要です。

今すぐ登録する

ログイン

高知のニュース政治・選挙須崎市