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2024.01.09 17:24

妹ワカメの魅力を紹介 長谷川町子記念館で企画展

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 サザエさん絵本「サザエさんとわかめちゃん」表紙原画(☆(○の中に小文字のC)長谷川町子美術館)

 サザエさんの妹、ワカメの魅力を紹介する企画展「わかめちゃん」が、東京都世田谷区の長谷川町子記念館で開かれている。2024年3月24日まで。(共同通信=近藤誠)


 漫画家長谷川町子さんの代表作「サザエさん」は1946年に新聞連載が始まり、掲載紙が替わるなど、休載を挟みながら74年まで続いた。長谷川さんはその間、ワカメを主人公にした、児童誌での短編漫画や絵本シリーズも手がけた。


 「わかめちゃんの魅力が伝わる」を基準として選んだ、カラーを含む作品原画を中心に、連載雑誌や絵本、関連資料、グッズなど計約240点を展示。アニメではしっかり者の優等生といったイメージだが、漫画では子どもらしいしぐさや表情が魅力の活発な女の子だ。


 また、戦前や戦後のファッション雑誌をひもとき、ワカメのチャームポイントであるおかっぱ頭、スカートからはみ出した、もこもこしたものなどの秘密に迫っている。


 長沢有記学芸員は「『サザエさん』は、サザエ以外を主人公にした話も多く、中でもワカメの登場回数は圧倒的。主役だけでなく、脇役、端役もこなせるワカメは、町子にとって描きやすいキャラクターだったのでしょう」と話している。


 年末年始と月曜(休日の場合は翌火曜)休館。入館料は一般900円など。問い合わせは長谷川町子美術館、電話03(3701)8766。

(c)KYODONEWS

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