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2023.12.23 08:32

「UFOの里」づくり(福島市飯野町) 誘客2万人、町民の4倍 街に宇宙人、国際研究所も―ニュースを歩く

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UFOの模型が回ったり光ったり。UFOふれあい館には遊び心をくすぐる仕掛けがたくさん(写真はいずれも福島市飯野町)

UFOの模型が回ったり光ったり。UFOふれあい館には遊び心をくすぐる仕掛けがたくさん(写真はいずれも福島市飯野町)

 UFO(未確認飛行物体)が数多く目撃されるという福島市飯野町は、JR福島駅からレンタカーで30分で着く。町北部の千貫森(せんがんもり)(標高462メートル)はピラミッド形をしていて「いかにも」な雰囲気。強い磁場があちこちにあるというその中腹に、町が建てた「UFOふれあい館」がある。

 「ミステリーゾーン」と書かれた黒カーテンをくぐると展示スペース。暗闇の中、宇宙人のフィギュアがぼうっと光に浮かび、ボタンを押せばUFOの模型がくるくる回る。

 子どもが喜びそうな仕掛けに交じり、「CIA秘密文書」を厳かに並べたショーケースも。これ、本物?

ふれあい館に堂々と展示されているCIA秘密文書

ふれあい館に堂々と展示されているCIA秘密文書

 「分っかるわけねぇべ。立場的には本物って言わないと」。元信金勤務という菅野利男館長(73)が愉快そうに笑う。

 マニアが喜ぶ展示は多数ある。日本のUFO研究の先駆者、荒井欣一氏が収集した資料3千点も。同氏が結成した「日本空飛ぶ円盤研究会」には、かの三島由紀夫や星新一も会員に名を連ねた。海外の研究者がわざわざ訪れ、著書を置いていくこともある。

 国内の目撃情報を配置した地図パネルには、高知の「介良事件」の記載も。1972年、高知市介良の中学生が小型UFOを虫網で捕まえたという、オカルト界で有名な“事件”だ。

休憩室の畳のへりにもUFOが

休憩室の畳のへりにもUFOが

 「風呂も見てってよ」。菅野館長に促され2階に行くと、町を望む展望風呂がある。休憩室には、「宇宙」「銀河」の名が付き、畳のへりもUFO柄―。「展示見て、千貫森に登って、ここで疲れをとる。そういう施設」。入館料400円で入浴もできる。

 ◇ 

 飯野町はもともと…

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