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2023.12.12 08:37

らんまんイヤーを振り返り!読まれた高知新聞のウェブ記事は? 弥之助、田邊教授、熊楠… 史実とドラマを比較―デジタルPlus

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 高知県出身の植物学者、牧野富太郎博士を主人公のモデルにしたNHK連続テレビ小説「らんまん」。4月3日~9月29日に放送があり、高知の平均視聴率は全国より高い23・2%。県全域で観光博覧会「牧野博士の新休日」も展開され、高知市の県立牧野植物園は本年度の来園者が既に過去最高の30万人を超えています。

 まさに“らんまんイヤー”となった2023年。高知新聞のウェブ担当チームも朝ドラ放送期間中はフィクションである槙野万太郎、寿恵子の物語と牧野博士の史実をつなぐようなウェブ限定記事を多く書いてきました。その中で最も多く読まれたのは? 4月3日から11月末までの閲覧数(ページビュー=PV)を集計したベスト10=写真=を紹介します。

■モデルは誰だ?
 1位は少し意外(?)な結果に。らんまんに登場し、万太郎に資金援助をした岩崎弥之助について解説した記事でした。演じたのは皆川猿時さん。豪快に土佐弁をしゃべりながら、懐が深いキャラクターが印象に残りました。

 弥之助は安芸市出身で、三菱財閥を築いた岩崎弥太郎の弟。NHK大河ドラマ「龍馬伝」にも登場した弥太郎のことは知っていても、弥之助は知らなかったという視聴者が多く、記事に関心が集まったのではと推測されます。

 2位、3位もドラマに登場した実在の人物関連。ロシアの植物学者、マキシモヴィッチ博士と、生物学者・民俗学者の南方熊楠と牧野博士の関係を解説しています。5位には万太郎の友人である藤丸のモデル、6、7位には東大植物学教室の田邊教授のモデルについて紹介した記事がランクイン。やはりドラマ視聴者は、あるキャラクターが登場すると「モデルがいるの?」「史実でも牧野博士と交流があったの?」と調べているようです。

 史実を丁寧に織り交ぜながら紡がれたドラマだからこそ、史実との比較が面白く知的好奇心がくすぐられますね。

■30日に総集編放送
 春から毎朝が待ち遠しかったらんまんの放送終了から、はや2カ月余り。まだ“らんまんロス”から抜け出せないという方も多いのでは? 12月30日にはNHKが総集編を放送します。これまで挙げてきた記事に加えて、ドラマがより深く楽しめるようになる高知新聞のウェブコンテンツを紹介します。

らんまん脚本家、長田育恵さんへのインタビュー動画サムネイル

らんまん脚本家、長田育恵さんへのインタビュー動画サムネイル

 まずはらんまんの脚本家、長田育恵さんへのインタビュー動画です。らんまん放送終了直後の9月30日に高知新聞社で取材に応じてもらい、脚本執筆に込めた思いや現場の裏話をたっぷり語ってもらいました。

 動画はテーマごとに分けた全5回をアップ。例えば第2回では、最終回のセリフについて語っています。

 長田さんは万太郎をずっと演じてきた神木さんから、最終回で「(寿恵子に)愛の言葉を真っすぐに伝えたい」とリクエストされたそうです。そして当初予定していなかった「愛しちゅう」というセリフが脚本に加わりました。しかし長田さんはセリフをただ書き足したわけではなく、そのセリフとシーンがクライマックスになるためにはどうすればいいか考え、そこまでの流れを書き換えたとか。そう思って最終回を見ると、この感動の場面は役者と脚本家双方の矜持(きょうじ)から生まれたのだと理解できます。

 もう一つは、ウェブ担当チームの記者2人が初回放送時から続けてきた音声コンテンツ「今週の『らんまん』 ハジメとケンタのちっくと言わせて!」。牧野博士の本を書くほど詳しいハジメと、博士の出身地である佐川町の支局に赴任していたケンタの2人で、毎週のドラマを振り返るゆるーいトーク番組です。

 話のたどたどしさはご愛嬌(あいきょう)として、毎週のドラマについて感想を言いながら、史実の牧野博士はどうだったのかと解説を加える知的(?)な構成になっています。全29回の放送は動画投稿サイト「ユーチューブ」と音楽配信サイト「スポティファイ」で今も全て聴くことができますのでぜひ。

 らんまんは終わりましたが、このドラマをきっかけにして植物を愛した牧野博士の思いは多くの人に伝わったはず。1月末から2月上旬ごろには博士がこよなく愛したバイカオウレンの花が牧野植物園や佐川町で見頃を迎えます。ドラマに登場した植物に会いに行く人が増えれば、博士も喜んでくれることでしょう。(楠瀬健太)

 ◇ 

 今回紹介したらんまんに関する記事や動画は、特設ページにまとめています。こちらからどうぞ。

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