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2023.12.12 08:40

「二段階移住」高知市がゲームでPR 声優の岡本信彦さんらがキャラボイス担当 海山川の利点、欠点など紹介

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ゲーム「僕たちの二段階移住がうまくいかないわけがない」のタイトル画面

ゲーム「僕たちの二段階移住がうまくいかないわけがない」のタイトル画面

 お試しで高知市に住みながら、県内の移住先を探す「二段階移住」の体験型ゲームを市が制作した。海山川の3エリアで暮らすメリット、デメリットなどを紹介し、県内の他市町村につなげる狙い。登場するキャラクターの声は人気声優が務めており、市のホームページでプレーすることができる。

 二段階移住は、移住への不安やミスマッチを防ごうと、県や34市町村でつくる「れんけいこうち広域都市圏」が進める取り組み。高知市で滞在する住居の家賃、引っ越し費用の一部や他市町村の相談窓口を巡る際のレンタカー代を補助するなどしている。

 ゲームのタイトルは「僕たちの二段階移住がうまくいかないわけがない」で、主役は高知市に移住して3カ月の夫妻。人気声優の岡本信彦さんが夫役、菊地美香さん=同市在住=が妻役を演じている。

 ゲームは、2人が海山川の各エリアを訪れ、住民に話を聞く流れ。川エリアの場合、住民が「風が通るき、夏でも涼しく過ごしやすいのがえい所ですね」「アユやウナギは絶品やき、ぜひ」などと語り、同時に「どうしても浸水のリスクがある」。その上で住みたい、と思えば、地図上にお薦めの市町村名が掲示され、各市町村の紹介ページに案内する仕組み。

 高知市の担当課には、22年度までの5年間に507件の相談が寄せられ、177組が補助を申し込んだ。コロナ禍で「地方の暮らしに目を向ける人が増えた」こともあり、27組が二段階移住を決めたという。

 担当者は「少しずつ認知されてきている。移住に関心を持つ人に届くよう、こつこつ取り組みを続けていきたい」と話した。(富尾和方)

高知のニュース 高知市 まんが 移住

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