2023.12.09 08:40
追手前元球児が聖地に立つ! マスターズ甲子園出場 世代超え青春の続き―月刊マル地スポ
マスターズ甲子園に臨む追手前の50人。現役時代に夢見た舞台に気持ちが高まる(いずれも甲子園球場=楠瀬健太撮影)
肌寒い11月12日の甲子園球場。グラウンドで躍動する選手の胸には深緑の「追手前」の文字が輝く。マスターズ甲子園に高知県代表として出場した元球児たち。かつて憧れ、その土を踏むことはかなわなかった聖地で、青春の続きを存分に楽しんだ。
大会は世代や球歴を超えた野球部OBが集う。追手前は昨年本県で初開催された予選を勝ち抜いた。前身の城東中が1947年に出場して以来の“甲子園切符”。20~60代の50人が気持ちを高ぶらせながらグラウンドに足を踏み入れた。
勝っても負けても1試合のみの夢の時間。相手はマスターズ3度目の日高中津分校(和歌山)。美しい黒土と芝生、スタンドのOBや家族らの声援…全てが今、ナインのためにある。「いよいよやな」。サイレンが鳴った。
■いきなり見せ場
三回までは34歳以下、…