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2023.12.09 08:41

もっともっと連携を―明日の足 高知の公共交通を考える 【第2便】岐路に立つ予土線(7)

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観光客に人気のしまんトロッコ(四万十町内)

観光客に人気のしまんトロッコ(四万十町内)

 「間もなく、沈下橋が見えてまいります」

 ガイドの案内に合わせ、JR予土線を走る観光列車「しまんトロッコ」がゴトンと速度を緩めた。

 9月中旬の3連休は、40の指定席が連日満席となる盛況に。乗客はオープンデッキから、川と橋と山が一望できるスポットを写真と動画に収める。松山市から来た男性(25)は「道路より高い位置からの景色がきれい」と笑顔を見せた。

 1984年運行の清流しまんと号が前身。2013年に車両を改装してトロッコになった。一般車両との2両で、土日祝日に江川崎―土佐大正間を1往復する。

 23年4~8月のトロッコの予約率は、天候に左右されるものの、平均56・7%とまずまず。生活の足として細る一方の路線に、県内外の清流ファン、鉄道ファンを呼び込めている。

 ガイドを担う地元NPOの四万十ART代表、中脇由美(よしみ)さん(58)が充実感を漂わせる。「四万十川って、こんなにきれいやったがやと。地元で気付いた価値を共有していきたい」

 □  □ 

 予土線では他に、…

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