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2023.11.23 18:11

「事件記録は遺族のため」 新聞協会賞の受賞者、横浜で講演

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 2023年度新聞協会賞の受賞者の講演会で語る神戸新聞社の霍見真一郎氏=23日午後、横浜市

 2023年度新聞協会賞の受賞者の講演会が23日、横浜市のニュースパーク(日本新聞博物館)で開かれた。1997年の神戸連続児童殺傷事件の全記録廃棄スクープと一連の報道で受賞した神戸新聞社の霍見真一郎氏は「遺族にとって、家族の最期が記された命の記録だ」と述べ、保存の重要性を改めて強調した。


 少年法を考える長期連載の取材過程で事件記録に関心を持ち、裁判所に問い合わせ初めて廃棄を知ったという。霍見氏は「審判非公開を理由に、ブラックボックス化していることに疑問を持たずにいた自分にも、廃棄の責任の一端はあったと感じる」と振り返った。

(c)KYODONEWS

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