2024年 04月28日(日)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.11.22 19:12

北朝鮮「軍事偵察衛星で撮影」 日本政府、軌道投入確認されず

SHARE

 偵察衛星「万里鏡1号」を搭載して打ち上げられる新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」=21日、北朝鮮北西部東倉里の西海衛星発射場(朝鮮中央通信=共同)

 【ソウル共同】北朝鮮は22日、朝鮮中央通信を通じ、国家航空宇宙技術総局が21日午後10時42分(日本時間同)に軍事偵察衛星を成功裏に打ち上げ、同54分に地球周回軌道へ進入させたと発表した。上空から米領グアムの米軍基地などを撮影したとも主張した。日本政府は、軌道投入は確認されていないと説明し、米韓と情報を共有し成否を分析。韓国は対抗措置として南北軍事合意の効力を一部停止し、監視活動を強化した。


 同通信によると、金正恩朝鮮労働党総書記は22日、平壌総合管制所を訪れ、偵察衛星「万里鏡1号」が12月1日に正式な偵察任務に入るとの報告を受けた。22日午前9時21分に受信したグアムのアンダーセン空軍基地などの写真を確認し「万里を見下ろす『目』を手中に収めた」と述べた。


 韓国国防省高官は、成功との北朝鮮発表を「額面通り受け取ることはできない」と指摘。松野博一官房長官は記者会見で成否に関し「総合的、専門的に分析を行う必要があり、相応の時間を要する」と述べた。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N主要 N国際

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月