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2023.11.21 19:18

セレクトショップに画廊 現代アートに気軽に触れる

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 ギャラリー「AMATEUR」

 服飾小売業「ユナイテッドアローズ」が、東京・南青山のセレクトショップ「エイチ ビューティー&ユース」の地下1階に、ギャラリー「AMATEUR」をオープンした。展示作品の価格は10万円程度から。現代アートに気軽に触れ、洋服を買う感覚で作品を購入してもらうのが狙いだ。(共同通信=中井陽)


 ギャラリー「PARCEL」(東京都中央区)のディレクター佐藤拓さんと協業し展覧会を開くという。年5回の予定。


 1回目は3組の作家にフォーカスした。美術家・加茂昂さんは登山家の絵を、彫刻家・丸山太郎さんは木材や羽根、鉄柱などを組み合わせた「門」などを出展。写真家System of Cultureさんは、タブレット菓子や缶飲料などで、古典的な静物画の形式を現代的に再構築した作品を披露している。


 ギャラリー開設のきっかけの一つは、アーティストMADSAKI(マサキ)さんの作品との出合い。ユナイテッドアローズの執行役員松本真哉さんは「スプレーでモナリザを描くなんて」と衝撃を受け、2016年から店内に展示した。作品が、カジュアル化するファッションの流れと重なった上、インテリアとしてのアートの需要も感じたという。


 松本さんは「何に価値を置くかを自身で決める人が増えた。(美術館などとは異なる)新たなアートの見方を提案できる」と話した。

(c)KYODONEWS

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