2023.11.08 08:36
子どもみこしが復活! 「わっしょい、わっしょい!」と威勢よく コロナで3年の空白経て 高知県四万十町の三熊野神社
「わっしょい!」と元気にみこしを担ぐ子どもたち(四万十町茂串町)
三熊野神社は窪川地域の市街地南部の産土神(うぶすながみ)。大祭は過去3年、新型コロナウイルスの影響により、神前での神事のみに規模を縮小していた。
3日のおなばれは、天狗(てんぐ)のお面を付けた「鼻高(はなたか)」が先導して神社を出発。子どもみこしの後に、大人のみこしが続いた。いずれも「わっしょい、わっしょい!」と威勢よくみこしを上下させながら、町を練り歩いた。「トントン」とリズミカルな太鼓の響きと、時折「ぶおーっ」と吹かれるほら貝の音色が、雰囲気を盛り上げた。
子どもみこしには小学生ら約20人が参加。コロナ下で密集や発声を避けてきただけに、「皆で思い切り『わっしょい』と叫べて楽しい」と顔を輝かせていた。
二ノ宮楠雄総代会長(80)=古市町=は「3年も空白が続き、子どもが集まるか心配だった。チラシなどで参加を呼びかけたら、過去10年で最も多く集まってくれた」と喜んでいた。(福田仁)