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2023.11.05 08:35

新高ナシのドライフルーツいかが? 香りと甘さをぎゅっと凝縮 悩みの種だった選別外品を活用 青果の堀田(高知市)が開発

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新高ナシそのままの味を生かしたドライフルーツ(高知市永国寺町)

新高ナシそのままの味を生かしたドライフルーツ(高知市永国寺町)

 青果の堀田(高知市永国寺町)が同市針木産の新高ナシのドライフルーツを開発し、店頭などで販売を始めた。廃棄ロスが課題だった選別外品を活用し、 香りと甘さをぎゅっと凝縮させている。

 同店では、競り落としたナシのうち状態のいい実を正規品として販売し、選別から外れた実は特価販売や調理・加工業者へ回してきた。ただ、新高ナシは傷みやすい。営業担当の堀田昌照さん(32)は「短期間に売り切るのは難しく、どうにか日持ちさせられないかと心を痛めてきた」。昨年から加工品への活用を検討していた。

 選別外とはいえ、もともと高品質な新高ナシ。「生が一番という思いがあり、砂糖なんかを入れるジャムやジュースはぴんと来なかった」(堀田さん)。果物そのものの味を生かせる加工品を探して産直市場を巡り、ドライフルーツにたどり着いた。

 乾燥は香美市の加工業者に依頼。皮付きのままスライスして乾かし、華やかな香りと素朴な甘みに仕上げた。堀田さんは「最高のナシをドライするとこんな味なのかと、青果を扱っている自分たちでも驚いた。コーヒーやウイスキーと合わせて楽しんでほしい」と話している。

 商品は等級によって3種あり、価格は500円から。(竹内悠理菜)

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