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2023.11.01 08:38

牧野博士がスケッチした山並み、ここだ!  森林組合長らがドローンなど駆使して特定 高知県津野町の不入山

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牧野富太郎博士が描いたスケッチ。中央に見えるのが不入山(県立牧野植物園提供)

牧野富太郎博士が描いたスケッチ。中央に見えるのが不入山(県立牧野植物園提供)

津野町の壁地トンネル近くから望む不入山。博士のスケッチと山並みが重なる(津野町烏出川)

津野町の壁地トンネル近くから望む不入山。博士のスケッチと山並みが重なる(津野町烏出川)

 四万十川源流点として知られる津野町の不入山(標高1336メートル)。里を見守る美しい山並みを、138年前に採集の旅で訪れた植物学者、牧野富太郎博士がスケッチし、今に残している。今春、その絵に出合った津野町森林組合の大地勝義組合長(74)らは最新技術を駆使し、博士が描いた場所の特定に動いた。山中を巡り歩いて見つけ出したのは、難所を上り詰めた峠から見えた風景だった。

「これ見てんや。どこか分かる?」

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