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2023.10.31 08:27

嫌いな家事、「掃除」と「料理」が拮抗 好きなのは「料理」、「なし(全て負担)」との回答も【なるほど!こうち取材班 パートナー紙とともに】

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 あなたの家の“家事事情”を教えてください―。西日本新聞「あなたの特命取材班」は、無料通信アプリLINE(ライン)でつながる「あな特通信員」に、日々の家事で感じる負担と家族内での分担についてアンケートを行った。嫌いな(負担に感じる)家事は「掃除・片付け」と「食事を作る(料理)」が拮抗。分担が進まない一方、家事代行などの外部サービスを利用したことがある人は2割以下にとどまった。

 アンケートは9月8~15日に実施。福岡県を中心に29都道府県から計449件の回答があり、うち女性が58・5%を占めた。

 「嫌いな(負担に感じる)家事」は、24項目から最大3項目まで選んでもらった。最多得票だった「部屋の掃除・片付け」には、「片付けてもすぐ散らかる」「きれいにしても誰も気づいてくれない」「身体に負担がかかる」などの理由が上がった。

 1票差で「食事を作る」、続いて「献立を考える」と料理関連の項目が並び、「365日休みがない」「料理のレパートリーが少ない」「家族の好み、栄養バランス、費用などクリアすべき条件が多い」といった声が添えられていた。


 「好きな家事」についても尋ねた。第1位は「食事を作る」。「家族が喜んでくれる」「おいしいと言ってくれる」などの理由が多かった。第2位は「好きな家事はない(全てが負担)」だった。

 自身の家事分担の割合については1人暮らしの人を除く412人が回答し、「9割以上~10割未満」と答えた人が最多の92人。「1割以上~3割未満」が69人と続いた。「全て自分が負担」という人も49人、「家事はまったくしない」という人も13人いた。

 共働き家庭の増加により、家事代行などの外部サービスも登場しているが、全体の87%が「利用したことがない」と回答。費用が高いことと、他人が家に入ることに抵抗感を示す人が多く、「自分のやり方があるから」という意見もあった。

 アンケートでは、現在の家事分担について見直したい点についても質問。福岡市の男性(73)は「全て見直さないといけない。いつまでも妻が元気とは限らない」。同市の高校生女子も「自分にできる家事をもっと率先してやる」。同市の相談員の女性(61)は「夫婦共に65歳になったら主婦は終了。個々で行う流れにしたい」と答えた。

 家事分担のこつについても聞いたが「こつがあれば知りたい(教えてほしい)」という回答が多数。福岡県宗像市の会社員男性(67)は「お互いを尊重する」。同県古賀市の主婦(34)は「やってほしいことははっきり言葉に出して伝える」。同県久留米市の主婦(53)は「お互い完璧を求めず、ある程度できたらOKとする」などと提案した。(西日本新聞)



 県民・読者とつくる調査報道企画、高知新聞「なるほど!こうち取材班」(なるこ取材班)。連携する全国のパートナー紙の記事や県内の状況を随時掲載で紹介します。

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