原木マイタケいっぱい食べてね　三原村の集落営農組織が収穫

2023.10.17 05:00

原木マイタケいっぱい食べてね　三原村の集落営農組織が収穫

高知新聞社

収穫期をむかえた原木マイタケ（土佐清水市有永）

　もこっ、もこっと秋(あき)の香(かお)り―。三原(みはら)村(むら)の集落(しゅうらく)営農(えいのう)組織(そしき)、フォレストファーマーズ下切(したぎり)が栽培(さいばい)する原木(げんぼく)マイタケが収穫(しゅうかく)の時期(じき)をむかえています。

　フォレストファーマーズ下切(したぎり)は２０１７年(ねん)に発足(ほっそく)しました。高齢(こうれい)化(か)で管理(かんり)が難(むずか)しくなった農地(のうち)を共同(きょうどう)で管理(かんり)しています。現在(げんざい)は収入源(しゅうにゅうげん)の一(ひと)つとしてキクラゲや、ナメコなど４種(しゅ)のキノコを栽培(さいばい)。マイタケは土佐清水(とさしみず)市(し)の山(やま)の中(なか)で育(そだ)てていて、今年(ことし)で３年目(ねんめ)です。

　マイタケ栽培(さいばい)は、長(なが)さ１５センチメートルほどに切(き)り出(だ)したクヌギに菌(きん)を植(う)え付(つ)け、原木(げんぼく)が白(しろ)く変色(へんしょく)するまで育(そだ)ててから地面(じめん)にしきつめ、土(つち)をかぶせます。気温(きおん)が１５度(ど)を下回(したまわ)ると急速(きゅうそく)に成長(せいちょう)するそうで、昨年(さくねん)は直径(ちょっけい)７０センチメートル、６キログラムに育(そだ)った株(かぶ)もあったそうです。

　今年(ことし)は栽培(さいばい)面積(めんせき)を２倍(ばい)の２００平方メートル(へいほうめーとる)に広(ひろ)げました。現在(げんざい)は８００本(ぽん)の原木(げんぼく)がうめられているといい、９日(か)には「一番(いちばん)香(かお)りがいい」というかさが開(ひら)き切(き)る直前(ちょくぜん)の６株(かぶ)、計(けい)１０キログラムをつみ取(と)りました

　宮川()実()組合長(くみあいちょう)（６４）は「ポリポリした食感(しょっかん)と香(かお)りが最高(さいこう)。多(おお)くの人(ひと)に味(あじ)わってほしい」。今月末(こんげつまつ)までに３００キログラムの収穫(しゅうかく)を見(み)こんでいます。

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