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2023.10.12 13:02

旧統一教会の解散命令請求を決定 文科相、宗教法人審議会が了承

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 世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の本部が入るビルの文字=12日午前、東京都渋谷区

 盛山正仁文部科学相は12日に記者会見し、高額献金被害の訴えが相次ぐ世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の解散命令請求を決定したと表明した。質問権行使で集めた資料や高額献金被害者の証言から、献金集めに教団の組織的な関与があり解散命令の要件を満たすと判断。同日の宗教法人審議会が全会一致で「相当」と了承した。準備が整い次第、13日にも東京地裁に請求する。


 昨年7月の安倍晋三元首相銃撃事件を契機に、教団による献金被害が問題化。岸田文雄首相が昨年10月、宗教法人法に基づく質問権行使による調査を決断してから約1年で、政府の教団への対応は大きな節目を迎えた。


 宗教法人法は「法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為」があった場合、所轄庁などの請求により裁判所が解散を命じることができると規定。命令が出ると宗教法人格を失い、税制上の優遇が受けられなくなる。


 旧統一教会側は民法の不法行為は法令違反に当たらず、質問権行使自体が違法と主張している。

(c)KYODONEWS

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