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2023.10.05 08:39

「民話は庶民の暮らし、祈り」 市原麟一郎さん 記録・伝承70年余

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小学校で紙芝居を披露した後、ポーズを決める市原麟一郎さん。「子どもの前に出るのがうれしい」と話していた(2013年12月、高知市の昭和小学校)

小学校で紙芝居を披露した後、ポーズを決める市原麟一郎さん。「子どもの前に出るのがうれしい」と話していた(2013年12月、高知市の昭和小学校)

 「民話は庶民の暮らしそのものであり、また庶民の祈りです」-。101歳で亡くなった土佐民話継承の第一人者、市原麟一郎さんは生前そう語っていた。

◆市原麟一郎さん死去 「土佐民話の会」主宰 101歳

 市井の人々が伝えてきた無形の口承文芸を地をはうようにして掘り起こし、誰もが読み伝えられる形に残した。自ら語り手となり、子どもたちへの橋渡し役を担った。採集記録と伝承、どちらも「車の両輪」として大切に取り組んだ市原さん。自分の足で駆けずり回る姿は、周囲から「わらじ研究者」と呼ばれた。

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