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2023.10.02 08:34

トレイルランで夜須の山中を快走 高知県香南市で180人参加

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大釜の滝で一息入れ、再び起伏の激しいコースに駆け出すランナーたち(香南市夜須町沢谷)

大釜の滝で一息入れ、再び起伏の激しいコースに駆け出すランナーたち(香南市夜須町沢谷)

 香南市夜須町の山中などを巡るトレイルランニングレースが1日開催され、高知県内外の約180人が、起伏に富んだコースを軽快に駆け抜けた。

 同市観光協会の主催。2012年から、同市と香美市にまたがる塩の道を使ってトレイルランを開催してきたが、昨年で終了したため、同協会が新たなレースを企画した。

 ヤ・シィパークを発着点に大釜の滝や大釜荘を経て、羽尾の長谷寺で折り返す33・7キロ。トレイルラン選手で高知大学農林海洋科学部の職員、長井宏賢さん(47)の助言を受け、ランナーが道中も楽しめるようにと滝や展望台、寺を通るコースに設定した。

 ランナーは山中に入り、急勾配や悪路に苦しみながらも、途中で滝の中へダイブしたり、展望台で写真を撮ったりと、思い思いに楽しんだ。エイドステーションでは地元のメロンや山北ミカンなどを味わった。

 3時間24分50秒で男性1位の山田敦大さん(25)=香川県坂出市=は「お寺を通るロードで歴史を感じ、地域ならではのサービスもあって飽きずに走ることができた」と笑顔。4時間25分12秒で女性1位の揚田奈穂さん(42)=いの町=は「地元の方が『がんばれ』と書かれたうちわで応援してくれ、子どもたちも声をかけてくれた。アットホームな雰囲気の大会が続いてほしい」と話していた。(玉置萌恵)

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