特産ユズ使い加工品　古里で挑む「廃村免れ隊」―ちいきのおと(141)三ツ又（四万十市）

2023.10.01 08:46

特産ユズ使い加工品　古里で挑む「廃村免れ隊」―ちいきのおと(141)三ツ又（四万十市）

高知新聞社

特産のユズを使ったドリンクとポン酢の加工品で活性化を目指す「廃村免れ隊」の白石文男さん＝右＝と東盟子さん（写真はいずれも四万十市三ツ又）

　四万十町と黒潮町に接する山あいに家や畑が点在する四万十市三ツ又。人口減少で古里が消滅するのを防ぎたい、との思いから立ち上がった住民がいる。「三ツ又廃村免れ隊」を名乗る白石文男さん（７０）。特産のユズを使った商品開発で法人化を目指し、地区に活気をもたらそうと奮闘している。

　市中心部から車で１時間ほどかかる集落では、古くから活力ある住民たちが、山でシイタケやユズの栽培に尽力。１９９０年代にはユズ加工や地域おこしに取り組む女性グループが全国表彰を受け、秋の「ぎんなん祭り」は出身者ら数百人でにぎわっていた。

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