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2023.10.01 06:11

モルディブ、親中政権復活へ 大統領選、野党のムイズ氏勝利

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 野党のムイズ氏=9月30日、マレ(ロイター=共同)

 【マレ共同】インド洋の島国モルディブで9月30日実施された大統領選の決選投票で、中国寄りの前大統領の支援を受けた野党・人民国民会議(PNC)候補ムイズ氏(45)が勝利した。親インド外交を進めた与党モルディブ民主党(MDP)の現職ソーリフ氏(61)を下した。親中国の新政権が復活する。選挙管理委員会が10月1日未明、暫定結果を発表した。


 モルディブは中東からアジアへのシーレーン(海上交通路)の要衝。伝統的にインドとの軍事協力を深めてきたが、ムイズ新政権はインドへの過度な依存度を低減させ、中国との関係を重視する方針。中国支援によるインフラ整備が加速し海洋進出を進める中国の影響力が再び強まることに日米印の警戒感が高まる。


 暫定結果によると、首都マレ市長のムイズ氏が有効票の約54%、ソーリフ氏は約46%を獲得した。選管は7日までに正式結果を公表する見通しで、ムイズ氏は11月17日に就任予定。


 ムイズ氏は、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の下でインフラ整備を進めたヤミーン前大統領の支援を受けた。

(c)KYODONEWS

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