2024年 05月09日(木)

現在
6時間後

こんにちはゲスト様

高知新聞PLUSの活用法

2023.09.07 16:07

児童虐待件数、32年連続増 こども家庭庁、22年度

SHARE

 こども家庭庁が入る「霞が関ビルディング」=東京都千代田区

 全国の児童相談所が2022年度に児童虐待の相談を受けて対応した件数が速報値で21万9170件(前年度比5・5%増)に上り、1990年度の統計開始以来、32年連続で増加したことが7日、こども家庭庁のまとめで分かった。暴言や態度などで心を傷つける心理的虐待が全体の6割近くを占めた。


 虐待相談対応件数は90年度以降、千件台が続いていたが、99年度に1万件を超え、増加幅を大きくしながら2015年度に10万件を、20年度に20万件を上回った。こども庁担当者は「虐待リスクを妊娠段階から把握し支援できるよう、児相や自治体とともに施策を進めたい」としている。


 22年度の虐待相談の内容別件数は、心理的虐待が12万9484件(59・1%)で最多。次いで身体的虐待5万1679件(23・6%)、ネグレクト(育児放棄)3万5556件(16・2%)、性的虐待2451件(1・1%)の順だった。


 心理的虐待では、子どもの前で家族に暴力を振るう「面前DV」の増加が目立つという。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N社会

注目の記事

アクセスランキング

  • 24時間

  • 1週間

  • 1ヶ月