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2023.09.05 05:55

ムラトフ氏、編集長を退任 ロシアの「スパイ」指定に不服

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 ドミトリー・ムラトフ氏=2022年5月(ロイター=共同)

 タス通信などは4日、2021年にノーベル平和賞を受賞したロシアの独立系新聞「ノーバヤ・ガゼータ」のドミトリー・ムラトフ編集長が退任すると報じた。ロシア法務省は1日、ムラトフ氏をスパイとほぼ同義の「外国のエージェント(代理人)」に指定していた。


 ノーバヤ・ガゼータ側は通信アプリで、ムラトフ氏は法務省の決定を不服としており、妥当性についての裁判が行われる間は編集長職を退く意向だとしている。ロシアの司法機関は政権の強い影響下にあり、決定が覆る可能性は低いとみられる。


 ノーバヤ・ガゼータは1993年に創刊したリベラル系紙。プーチン政権に批判的な論調で知られ、昨年3月にウクライナのゼレンスキー大統領とのインタビューに参加してロシア当局から警告を受けたため、新聞発行を停止した。


 ムラトフ氏は「ロシアの内政外交に否定的な見方を醸成する情報の拡散に参加した」との理由で「外国の代理人」に指定された。(共同)

(c)KYODONEWS

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