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2023.09.04 18:16

ウクライナ国防相、辞表提出 汚職疑惑、国民の不満沈静化狙う

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 ウクライナ国有財産基金トップのルステム・ウメロフ氏=2022年11月、キーウ(ウクライナ大統領府提供・ロイター=共同)

 【キーウ共同】ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防相は4日、最高会議(議会)議長に辞表を提出したと明らかにした。ゼレンスキー大統領が3日、更迭方針を表明していた。レズニコフ氏は欧米からの兵器調達交渉で存在感を発揮し、国際的知名度を高めた側近。国防省を巡る汚職疑惑で高まった国民の不満を沈静化させ、政権の求心力を保つ狙いがある。


 レズニコフ氏は4日、「ウクライナの現代史において最も厳しい時期に任務に就けたことは光栄だった」とX(旧ツイッター)に投稿した。


 ウクライナでは1月、軍の食料調達を巡って汚職疑惑が浮上した。レズニコフ氏に対し、監督責任のある国防省トップとして不適格との批判が広がっていた。


 ゼレンスキー氏は、加盟を目指す欧州連合(EU)が重視する汚職対策を強化している。3日の声明では、加盟交渉に向けて「今後数カ月内に幾つかの具体的な結果を出す必要がある」と強調した。


 新国防相には、国有財産基金トップで元最高会議(議会)議員のルステム・ウメロフ氏が抜てきされる見通しになった。

(c)KYODONEWS

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