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2023.09.01 08:42

らんまん「愛されている」 脚本の長田育恵さん、タキ役の松坂慶子さんが高知市でトークイベント

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松坂慶子さん=左=と脚本家の長田育恵さんがトークを繰り広げた「らんまんファン感謝祭」(高知市の「かるぽーと」)

松坂慶子さん=左=と脚本家の長田育恵さんがトークを繰り広げた「らんまんファン感謝祭」(高知市の「かるぽーと」)

 NHK連続テレビ小説「らんまん」のトークイベントが31日、高知市九反田の市文化プラザ「かるぽーと」で行われ、脚本家の長田育恵さんと出演俳優の松坂慶子さんがドラマの名シーンなどを語り合った。

 高知県民を対象に、終盤へ入っているドラマをさらに盛り上げようと企画され、約600人が集まった。ステージでは、これまでの名シーンが映し出され、長田さんが執筆時に込めた思いを語り、万太郎の祖母タキを演じた松坂さんが撮影秘話を披露した。

 第65話の病んだヤマザクラを万太郎が治すことができず若木を接ぎ木するシーン。もう先が長くないタキはこの桜が満開になる未来を想像して言う。「らんまんじゃ…」

 長田さんは「タキさんの死は江戸という一つの時代が終わることの象徴でした。そのタキが残した言葉は、過去に生きるのではなく未来を生きることを思ってみんなに残した祝福の言葉でした」と話した。

 そして万太郎が生家の峰屋を継がずに植物の道へ進むことを告げるシーン。タキは「許さんぞね」と言いながら、その万太郎の思いをくみ取る。松坂さんはその撮影場面で「本当に感情があふれ出してしまった」と明かしながら「これから覚悟をして生きていきなさい」という思いを込めたと振り返っていた。

 長田さんは最後に「(これまで)自宅のリビングで独り脚本を書いていた。こんなにたくさんの皆さんがこの作品を愛してくれているんだと、今日初めて実感できた」とうれしそうに話していた。

 「らんまん」は4月3日にスタート。全26週で現在第22週「オーギョーチ」が進んでおり、ドラマは終盤を迎えている。(竹内一、楠瀬健太)

高知のニュース 高知市 催事・イベント 牧野富太郎

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