数え切れない昭和グッズ　パーマンの人形や鉄腕アトムのブリキ玩具、白黒テレビ…　高橋さんのコレクション（いの町）―フォっトけないす

2023.08.30 08:41

高知新聞社

ペコちゃん人形などの昭和グッズが所狭しと並ぶ高橋俊和さんの自宅（写真はいずれもいの町内）

　いの町のＪＲ伊野駅近くにある雑居ビルの１階。パーマンの人形やラジカセ、渡哲也さんの映画ポスターがガラス越しに並ぶ。「ちょっとでもにぎわうかなと思うて。他にもあるけんど？」。所有者の高橋俊和さん（６６）＝同町枝川＝に誘われて目にしたのは、数え切れないほどの昭和コレクションだった。

ＪＲ伊野駅前のビル。パーマン１号が道行く人にごあいさつ

　「どこに何があるか、さっぱり分からんけんど」。案内されたビル３階の部屋は、オロナミンＣのロゴ入り冷蔵ケースやボンカレーの看板、のらくろのメンコなどが山積みだ。

手回しの蓄音機で聴く音楽が楽しみ

　「別の場所にもあるぜ」。２０年前に借りたという近くの小さな平屋２軒にも正露丸の看板や公衆電話、ブラウン管の白黒テレビなどがぎっしり。ここでは蓄音機で音楽を聴くのが楽しみなのだそうだ。

“昭和の家”で暇つぶしに「トムとジェリー」を鑑賞

　「自宅にもあるぜ」。部屋をのぞくと、ペコちゃんやカールおじさん、ケロちゃんの人形、ポパイのソフビや怪物くんのプラモデル、鉄腕アトムのブリキ玩具などが所狭しと並んでいた。「あんた変わりもんやねえ、って言われるとうれしい。『変なおじさん』よ」。少年のように笑う。

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